【沖縄】農業生産法人(株)
まぁじゅんのジャージー牧場

亜熱帯の島で広大な海山に囲まれ、
花が咲き乱れる牧場

  • 〒907-0452
  • 沖縄県石垣市崎枝555-256

https://maajun.com

3カ年計画・事業計画

まぁじゅんのジャージー牧場について

「牛の幸せこそが私たちの幸せ」を合言葉に、少人数スタッフで取り組む「まぁじゅんのジ ャージー牧場」は亜熱帯地方の石垣島にあります。

自作地が 2ha 借地が 4ha の小さな牧場です。前面に広大なグラデーションのサンゴ礁の海岸を臨み、背面には緑の奥深いジャングルのような山々に囲まれています。島自体、畜産が盛んですので牧草地が豊富にあります。一年中温暖な気候を利用して海風に当たったミネラル分たっぷりの暖地型イネ科の牧草が、年に 6 回以上収穫できます。粗飼料は 100%完全に自社生産し、できるだけ刈ったばかりの新鮮な青草を搾乳中のジャージーに与えています。1 昨年より 1aのデントコーン栽培に成功。徐々に耕作面積を増やし、近い将来は穀物飼料も完全に自給できる体制に整えてゆきたいと考えています。昨今の物価高騰のため輸入穀物である配合飼料は極力減らす方向にして、現在はすべて自社でオリジナルブレンドを飼料計算し、配合にして牛に与えています。

石垣島は稲作も盛んなのでコメ農家と契約し、精米の時に出てくる「米ぬか」を廉価で購入。サトウキビの栽培も盛んなので、収穫の時に出てくる「糖蜜」をこれも安く製糖工場から購入。このふたつのエコフィードをメインに、自社で製造販売しているチーズやヨーグルトに使用するラクトバチルス乳酸菌をタネとして、発酵飼料を作ってジャージーたちに与えています。これにより厄介者と思われがちな糞が全く臭くなくて、色つやもよくころころとして扱いやすくなり、毎日の切り返し作業が楽しくなりました。好気性発酵を呼び込み、完熟堆肥にして牧草地に栄養豊かな肥料として還元しています。もちろん化成肥料は使用しません。

このように土づくり草づくりの基本に立ち返り、私たちは自分たちの眼の行き届く範囲で健康なジャージー牛約 30 頭とともに、のびのび生活しています。急峻な山の斜面を活用した放牧地のおかげで、足腰の強いジャージーが育ちます。蹄病など一切起こりません。そもそもジャージー種はイギリスが原産国であり、高温多湿の東南アジア的気候風土は苦手です。石垣島の長い夏を乗り切る対策として、牛舎は国産の杉材をふんだんに使用し、「トラス構造」という吹き抜けの屋根を造りました。天井には太陽光は通すけれど熱は遮断するという「ポリカーボネート」という材質を使用。すぐ近くの海から来る涼風をたくさん取り込めるように壁を一切なくして、風上に大型扇風機とスプリンクラーを回し続け、ジャージーたちがその冷えた水を浴びてストレスなく過ごせるようにしています。