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ウェビナー開催2023.6.30(fri) 18:00-20:00

EUアニマルウェルフェア畜産への歴史的変革を聞く AWFCJ

EUの”End the Cage Age”を知る
― 市民の声で畜産はどう変わるのか ―

アニマルウェルフェアフードコミュニティジャパン
主催:アニマルウェルフェアフードコミュニティジャパン(AWFCJ)

ウェビナー開催

EUアニマルウェルフェア畜産への
歴史的変革を聞く

日本はどうする?
EUでは市民の声でケージを撤廃へ

日本語・英語 (2言語で聴講可)

セミナー申し込み

登壇者
オルガ・キコウ博士 (Dr. Olga Kikou)
Compassion in World Farming EU 代表
登壇者紹介
植木 美希 教授
日本獣医生命科学大学
開催日時
2023年6月30日(金)
日本時間 18:00-20:00
開催方法
Zoom ウェビナー
言語
日本語・英語 (2言語で聴講可)
主催
アニマルウェルフェアフードコミュニティージャパン(AWFCJ)
HPはこちら
アニマルウェルフェアフードコミュニティージャパン
参加申込
こちらから
参加費用
無料

こんな人におすすめ

関心のある人
食や農業のサステイナビリティー
家畜のアニマルウェルフェア
関わる人
畜産の生産や流通
EU向けの畜産物の輸出
企業や行政で持続可能な食材調達政策決定

知る

放し飼いの鳥たち

話す人

オルガ・キコウ博士

(Dr. Olga Kikou)

Compassion in World Farming EUの代表

Compassion in World Farming(CIWF)は、ヨーロッパ諸国、米国、中国、南アフリカに事務所と代表を置き、家畜のアニマルウェルフェアの向上、工場的畜産の廃止、持続可能な食と農業の実現に取り組む国際組織です。 マサチューセッツ大学で博士号を取得。国際機関の非営利部門で調査や企画を担当した後、市民参加の重要性の意識向上に取り組み始めます。 2004年アテネオリンピック・パラリンピックのボランティアプログラムを担当した後、アドボカシー活動に力を注ぎます。動物擁護活動に長年携わり、現在は家畜のアニマルウェルフェア、食、農業という関連する領域の主要な問題についてEU機関に情報を提供し、政策決定における優先度を高めています。また、市民社会組織やその他のステークホルダーと連携し、相乗効果を探りながら共同戦略を策定し、上記の分野で政策が市民の利益につながるよう貢献しています。 欧州市民イニシアティブ”End the Cage Age”市民委員会の代理代表。

オルガ・キコウ博士

開催概要

21世紀EU畜産の大きな転換点

ITの普及、AIの進化、DX、電気自動車への移行、脱炭素など、21世紀は目まぐるしい変化の時代を迎えています。EUでは、畜産においても一世代に一度経験するかしないかと言われる大きな改革が進められています。

“End the Cage Age” 欧州市民の支持

その象徴が”End the Cage Age”という欧州市民イニシアティヴ(European Citizens’ Initiative)の成功です。 欧州市民イニシアティヴ(ECI)は、市民の声をEUの政策に反映できるように始められた制度です。EU加盟国のうち7ヶ国以上で有効投票の合計100万人以上の賛成を得ると、EU委員会に対して立法を提案することができます。 家畜を「残酷で不必要な」ケージに閉じ込める時代を終わりにしようという
”End the Cage Age”は、2018年9月11日から2019年9月11日までの1年間に規定を遥かに超える140万人の有効投票を獲得しました。

 概要

EU家畜のケージを撤廃へ

これを受けて2021年6月30日、EU委員会は家畜のケージ使用をEU全体で段階的に撤廃するという歴史的な公約をしました。 保健・食品安全総局委員のステラ・キリアキデス氏は次のように述べています。 「私たちの約束は明確です。(欧州グリーンディール政策の食と農部門)Farm to Fork戦略の政策の一つとして、家畜のケージ使用を段階的に撤廃し、より持続可能な農業とフードシステムを実現します。」 2023年中にEU委員会は立法案を提出し、2027年からEU全土でケージの段階的な撤廃と最終的な禁止に向けて進めています。 まさに畜産革命といえる動きですが、日本では何故か報道さえされていません。EUで現在進行形で起きている畜産革命を日本で伝えることを目的の一つとして本企画を開催します。

CIWF EU代表 オルガ・キコウ博士に聞く

End the Cage Ageを成功に導いた国際NGO Compassion in World Farming EU代表のオルガ・キコウ博士 (Dr. Olga Kikou)に登壇いただきます。 2018年から1年にわたるキャンペーンはどのように進められたのか。ケージの撤廃という大きな変革がEU市民の大きな支持を受けた背景はどのようなものか。2023年中にEU委員会による立法案の作成に向けて、現在はどのような状況か。End the Cage AgeのECI成功の背景と現在の状況を詳しく伺います。

※ “End the Cage Age”では下記を禁止する立法の提案をEU委員会に求めています。

    ・ケージ (採卵鶏、ウサギ、卵用雌雛、肉用種鶏、卵用種鶏、ウズラ、フォアグラ用アヒルやガチョウ)
  • 母豚用の分娩クレート
  • 母豚のストール (まだ禁止されていないところでは)
  • 乳用の子牛を単独飼育する小屋 (まだ禁止されていないところでは)
EU家畜のケージを撤廃へ
セミナー申し込み

アニマルウェルフェアフードコミュニティジャパン(AWFCJ)

Animal Welfare Food Community Japan
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アニマルウェルフェア畜産(家畜福祉畜産)とは、家畜をそ のような「行動要求満足度の高い生活状態で飼育する」生産 システムであるとともに、そのことによって人も家畜から安 全で質の高い「ウェルェア食品」と精神的な「癒しサービス」 をも与えられるという、人と家畜とが相互依存する ”ウェル フェア共生システム ”と定義することができます。 しかも、“ ウェルフェア共生システム ”で生産される、これ らのウェルフェア商品の価値を実現するためには、生産段階 に従事する人たちだけでなく、流通業、食品加工業、レスト ラン等の飲食業に従事する人たちと共に、かつ、最終消費者 である多様な個人がアニマルウェルフェアを重視するライフ スタイルをめざして、生産活動と生活活動を結びつけるあら たな社会的ネットワークを形成していくことが不可欠です。 コミュニティの会員はアニマルウェルフェア価値観をもった ライフスタイルを実践して、共にそのようなウェルフェアフー ドの社会を建設することを理念とします。

アニマルウェルフェアフードコミュニティジャパン