2016年10月21日

【岩手】中洞牧場(株式会社山地酪農研究所/農業生産法人株式会社企業農業研究所)

代表 中洞正氏

http://nakahora-bokujou.jp

 

なかほら牧場について (なかほら牧場風景 http://nakahora-bokujou.jp/nakahora/photo.html )

山地酪農実践の拠点である中洞牧場は、三陸海岸から20km ほど入った山間部に位置しています。岩手県の約6割を占める北上山地は、本来、なだらかな地形と豊かなシバ草地、そして白樺林が広がり野生動物が多く生息する自然豊かな地です。

中洞牧場は、株式会社企業農業研究所を事業主体として、2010年春から再構築計画を進め、2012年3月にオープンいたしました。また、牧場の一角を利用して、新時代の農業ともいえる「自然栽培農業=無肥料・無農薬栽培」にも挑戦してまいります。

 

nakahora_p1代表メッセージ

酪農は、人間の食に供することのできない植物資源 ( 草 ) を牛の介在をもって栄養価の高い牛乳に変換し、国土に無尽蔵にある植物資源の活用と併せて国土そのものの有効活用を図るべき産業です。

にもかかわらず、現在は国土の7割を占める山間地域の多くが、未利用のまま放置されています。ここに乳牛や肉牛を放牧し、国土に自生する植物資源を有効に活用することによって自給的酪農の構築が可能となります。また、現状一般に行われている穀物飼料 ( 配合飼料 ) 多給型酪農は、人間の食糧そのものを乳牛に与える 「 カロリーの迂回生産 」 の問題があります。今後の世界的食糧事情は、さまざまな要因による穀物生産の停滞と幾何級数的に増加する人口とのアンバランスから予断を許さない状況であるのに、牛と人間が 21世紀の文明社会で穀物を奪い合うという非常に愚かしいことが発生してますが、これは改めるべきです。

食の安全性の観点からも、消費者の不安を払拭することが生産者の務めです。牛乳においては輸入飼料のポストハーベスト農薬、遺伝子組み換え作物、配合飼料の酸化防止剤などの添加物の問題は消費者がとくに危惧している点だと思われます。乳牛に対する投薬の基準を設けることも生産者の務めではないでしょうか。

「AW現況と自主的3ヵ年改善計画書」